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漢字の世界58

 

四字熟語
【2006.03.24】
山紫水明(さんしすいめい)

美しい自然の景色を形容

 山は紫色に、水は明るく、日に映(は)えて美しい。美しい自然の景色を形容する語。

 山が紫、というのは、初唐の王勃(おうぼつ)の文に「煙光(えんこう)(もやと日光)凝(こ)って暮山(夕暮れの山)紫なり」と見えるが、「山紫水明」といえば、わが頼山陽(らいさんよう)が出どころ。

 山陽の詩に、「黄樹青林(こうじゅせいりん)小欄(しょうらん)(手すり)に対し、最も佳(よ)し山紫水明の間(かん)」という句がある。わが家の手すりの向こうに、色づいた樹や青く茂る森がある、最も美しい山水の場所だ」、と詠(うた)ったもの。

 山は東山。水は鴨川。京都の美しい自然の中に居を構えた山陽は、この住居(すまい)を「山紫水明処」と名づけた。

 脱藩の罪で廃嫡(はいちゃく)となり、広島を出た山陽は、京都で新しい家庭を営むことになった。遺趾は今も残る。

全国漢文教育学会長
石川 忠久 
 

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