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漢字の世界105

 

 

四字熟語
【2006.05.20】
単刀直入(たんとうちょくにゅう)

前置きせず本題に入る

 一(ひと)ふりの刀でまっすぐに切り込む。転じて、余計(よけい)なことを言わずにすぐに本題に入る。

 元は仏教の語。『伝灯録』に、「単刀直入すれば、則(すなわ)ち凡聖尽(ぼんせいことごと)く真(しん)を露(あらわ)す」とある。要所をズバリと突けば、凡人も聖人もみな正体を現す、ということ。

 「単刀」は、刀一つ。「直入」は、まっすぐ入る。日常では、話の切り出し方(かた)にもっぱら用いる。たとえば借金を申し込む時、前置(まえお)きは一切(いっさい)せず「金貸(かねか)してくれ」というのがそれだ。

 詩の世界では「漢魏(かんぎ)の古詩を熟読し、李白・杜甫に親しみ、それから盛唐の名詩を胸中に温(あたた)め、自然に妙味を悟(さと)る。こうして頭から下へ流れるように学ぶのを”単刀直入”という」(滄浪詩話(そうろうしわ))との用例がある。

全国漢文教育学会長
石川 忠久 
 

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