【編集日記】(9月19日付)

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 「つまづいた むかしは恋で いま段差」。日本転倒予防学会の「転倒予防川柳」の大賞作品だ。若い頃に比べ転びやすくなった小生も身につまされる一句だ

 ▼厚生労働省の2013年人口動態調査によると、「転倒・転落」が原因の死亡者は全国で7766人に上り、交通事故の6060人を大きく上回る。そのうち65歳以上の高齢者が86%を占めるというから侮れない

 ▼総務省消防庁が、「敬老の日」を前に「住宅防火・防災キャンペーン」を展開中だ。キャッチフレーズは「敬老の日に『火の用心』の贈り物」。火災警報器などの防火用品を身近な高齢者に贈り、住宅火災による死者の約7割を占める高齢者の犠牲を減らそうというものだ

 ▼火災警報器は取り付けが義務付けられているが、同庁の統計によれば設置率は81%にとどまる。本県を見れば74%とさらに低く、47都道府県中38位という結果だ。消防本部ごとではさらにでこぼこがあり、設置率の向上が急がれる

 ▼さて、警報器の取り付け位置は、天井など脚立が必要なところがほとんどだ。シルバーウイークのうちの一日は、実家を訪ねて警報器の取り付けや作動点検など、心のこもった「転ばぬ先の杖(つえ)」を届けてはいかが。