【編集日記】(9月22日付)

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 今年で100歳になった郡山市の元中学校長神野忠雄さんは著書「百歳人生の出発」で、「百歳人生の心構え十箇条」を掲げた。その中で「常に心も頭も使い、体の動くものすべて、足や手の指先まで動かす」と誓った

 ▼高齢者講座で講師を務める神野さんは「座って話すと調子が出ない」と、1時間以上立ったままで講演する。実践に裏打ちされた「100歳の人生論」を熱く語る姿には勇気づけられた高齢者も多い

 ▼高齢者の筋力トレーニング「いきいき百歳体操」を展開する高知市で、90代の高齢者が杖(つえ)に頼らず歩けるようになったり歩行が速くなる効果があったという。郡山市で先月講演した高知市保健所長堀川俊一さんは「どの年齢でも筋力を回復できる」と動画で実例を紹介した

 ▼県は介護予防推進に、高齢者の体と精神の働きの「心身機能」、日常生活の動作や家事、歩行などの「活動」、家庭や社会生活で役割を果たす「参加」の3要素へのバランス良い働き掛けを強調する

 ▼「健康で長生きは高齢者の社会奉仕の一つ。人のためにもなる」と神野さんは熱弁する。100歳以上の高齢者が970人になった本県。元気な高齢者が増えるのは明るい地域づくりの力にもなる。