【編集日記】(9月27日付)

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 石川町は東日本の自由民権運動の発祥地とされる。中心となったのが政治結社「石陽社」だが、その前身の「有志会議」結成から今年で140年という

 ▼有志会議をつくったのが自由民権運動の指導者だった河野広中。国民の政治参加を求めたその足跡をたどる企画展が町歴史民俗資料館で開催中と本紙が伝えるが、机の中を整理していて河野の文字通りの"足"の記録が載る資料が出てきた

 ▼「西洋靴事始め」(稲川實・著)という西洋靴の歴史を紹介した本。この中に当時の業界紙が特集した著名人の足の大小の記録がある。代議士・河野は「十文半」(25・2センチ)の部とされた。他に海軍大将・東郷平八郎が23・3センチで、陸軍大将・乃木希典が24センチの部

 ▼西洋靴の歴史は明治になってからの日本の歩みに重なるだろう。この特集記事には財界人の名も多いが東郷、乃木をはじめとする軍人も少なくない。日本が対外戦争に明け暮れたといえる時代だったことも物語る

 ▼万一の危機に備えるために成立させた安全保障関連法に関する世論調査で「審議不十分」との声が79%にも上り、法への理解は進んでいない。国民の声に耳を傾けなければならない政府の責任の重さは今も変わらない。