【編集日記】(9月30日付)

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 「東日本大震災の復興五輪として、見事に復興を成し遂げた姿を世界に向けて発信したい―」。2020年東京五輪・パラリンピックの招致を勝ち取ったことを受け、安倍晋三首相は国会でこう述べていた

 ▼東京五輪の開催決定に被災地からは期待する声が上がった。だが、新国立競技場の整備計画に続いて起きた公式エンブレムの"白紙撤回"。騒動の過程で国民不在ともいえる大会組織委の体制も浮き彫りになった

 ▼復興した姿を重ねた東京五輪への期待がしぼみかねない。そう思っていたが国際オリンピック委員会(IOC)に提案する東京五輪の追加種目の中に野球・ソフトボールが入り、本県では一部の試合が開催される可能性が高まってきている

 ▼県内にはプロ野球の公式戦を開催している球場が複数ある。実績の積み上げで施設運営のノウハウなども蓄積されているはず。施設を擁する自治体も競技の誘致に前向きだ。実現を望む県民、ファンは多いだろう

 ▼大震災と原発事故後も大規模災害が後を絶たない。戦後最悪の犠牲者を出した御嶽山(おんたけさん)噴火もその一つ。関東・東北豪雨でも大きな被害が出た。被災地や被災者を勇気づける東京五輪。その意義を忘れないでいてほしい。