【編集日記】(10月10日付)

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 文化の秋。仕事柄か、作文や写真のコンテストで審査員の依頼が新聞社に相次ぐ。担当者やカメラマンらは持ちうる能力を絞り出して採点するのだが、「評価」を下すことは実に難しい

 ▼その道の専門家と同様の点を付けた時には、審査員も先生から丸をもらった気分だ。しかし、プロの間では意見が割れることも。高評価と批判が相半ばする個性的な作品より、各審査員から及第点を得られる作品が総合で上位に入ることも珍しくない

 ▼誰もが認める優れた作品はそれでいい。ただ、とがって触れると痛いがキラリと光る個性派は、伸びしろが大きく感じられて魅力的だ。特に若い人が対象のコンテストでは、目の前の成績にこだわらず自身の魅力を高めてほしいと願いたい

 ▼ビジネスが伴う大人の世界では、悠長に構えてばかりはいられない。民間研究機関「ブランド総合研究所」が先日発表した今年の都道府県別魅力度調査で、本県は前年の29位から42位に下げた。震災前から30位台がほぼ指定席。データは厳しいものがある

 ▼全国3万人の消費者を対象に観光や産品購入など72項目について調査するという。県民意識とだいぶ違う気はするが、外部の評価にも耳を傾けて省みる秋だ。