【編集日記】(10月12日付)

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 きょうは「体育の日」。「スポーツに親しみ健康な心身をつくる」がその趣旨だ。1964年に行われた東京五輪の開会式が10月10日だったことから元はこの日だったが、今は第2月曜日となった

 ▼国のスポーツ施策を総合的に推進するスポーツ庁が今月、発足した。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けたトップ選手強化や、スポーツを通じた国民の健康増進などスポーツ振興に専門的に取り組む

 ▼これにより、長く教育政策の一環として位置付けられてきたスポーツ行政は大転換し、国家戦略として推進されることになった。スポーツの社会的地位向上や国の支援拡大が期待される一方、成果に一層厳しい目が注がれることになる

 ▼忘れてならないのはスポーツ行政が文科省直轄だったことで児童生徒が、学校教育やクラブ活動でスポーツに親しんできたということだ。それがスポーツの土壌を豊かにし、五輪の幅広い競技で活躍する基盤となった

 ▼同庁の使命としてトップ選手強化は外せないが、大切なのはスポーツを通して地域を元気にし、国民の健康な体と健全な心を育むことだ。子どものスポーツ離れも指摘される。五輪の高みを目指すには、底上げもまた欠かせない。