【編集日記】(10月19日付)

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 障害者スポーツの世界最高峰の大会がパラリンピック。並行を意味する「パラレル」との組み合わせから「もう一つのオリンピック」と解される

 ▼4年に1度という開催年と開催地が五輪と同じということもあるが、もとは「パラプレジア」(下肢まひ)という言葉と合わせた和製英語だ。1964年の東京大会から使われるようになり、世界に定着した

 ▼その原点といわれるのが、48年のロンドン五輪に合わせ、英国の病院で開かれた車いすの患者によるアーチェリー大会。戦争で負傷した兵士のリハビリにスポーツを導入していたルートヴィヒ・グットマン博士の提唱による

 ▼「失われたものを数えるな。残っているものを最大限に生かせ」という博士の言葉が残る。いまやパラリンピックは、心身を鍛え抜いたアスリートたちが、持てる技と力、スピードを競い合う迫力と感動を与えてくれる大会だ

 ▼車いすバスケットボール男子の日本代表が来年のリオデジャネイロ・パラリンピック出場を決めた。予選突破が懸かった試合でいわき市出身の豊島英、郡山市出身の佐藤聡両選手がチームの勝利に貢献した。リオの次には東京開催が控える。世界へ羽ばたく県勢の活躍に期待が膨らむ。