【編集日記】(11月2日付)

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 科学の力でよみがえった恐竜たちが暴れ回る映画「ジュラシック・ワールド」を見た。3D映像用めがねで見ると、恐竜がまるで目前にいるような臨場感だ。子ども時代に抱いていた恐竜への好奇心を思い出した

 ▼主役級はもちろん史上最大の肉食恐竜ティラノサウルス。アメリカ大陸や中国などで多くの化石が発見されているが、この夏には長崎市でもティラノサウルス科の大型恐竜の化石が国内で初めて見つかり、話題になった

 ▼先日は、広野町の約8千万年前(白亜紀後期)の地層から1986年に見つかった歯と頸椎(けいつい)の化石が、草食恐竜ハドロサウルス類と判明したとのニュースがあった。カモノハシのようなくちばしを持つ、二足歩行の恐竜という

 ▼証明に関わった研究者は福島市の出身だ。小学生時代、この化石の発見を新聞で知り、研究者になることを志したという。それから約30年を経て、研究の原点となった化石の謎を自ら解き明かした

 ▼本県の浜通りは日本有数の化石の産地。首長竜のフタバスズキリュウや、ティラノサウルスに近い小型の恐竜の化石も見つかっている。子どもたちの科学への興味をかきたてる、そんなロマンが身近な地層に眠っているかもしれない。