【編集日記】(11月10日付)

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 国民全員が家庭や職場、地域などで活躍する「1億総活躍社会」を実現するには、「1億総ストレス社会」といわれる現状の改善が大切だろう

 ▼県の本年度県政世論調査では、気分が落ち込んだり、精神的に疲れていると感じる人は52%に上った。特に、家族や自分の健康、将来の生活などに関する不安が多い。「総ストレス」とまでは言わないまでも多くの人々が何らかのストレスを抱えていることが分かる

 ▼企業では、うつ病など精神的な不調による休職者も増えているとの厚生労働省の調査もある。そのため政府は来月から、従業員50人以上の企業を対象に、年1回の「ストレスチェック」の実施を義務づけた

 ▼「よく眠れるか」「上司と気軽に話ができるか」「イライラしていないか」といった質問を行い、医師や保健師らが従業員の心理的負担の程度を測定する。従業員が精神的な不調に陥ることを未然に防ぐとともに、高ストレスの人には労働時間短縮など必要な措置を取るという

 ▼ストレス社会を乗り切るには「鈍感力」が必要だと作家の渡辺淳一さんが著書で述べていたのを思い出すが、企業には従業員の心の健康状態について敏感に対応することが求められることになる。