【編集日記】(11月21日付)

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 厚生労働省が郡山市で今週開いた過重労働解消のためのセミナーは、受講者が自社の労働環境チェックリストに記入することから始まった。「残業・休日出勤が評価される社風」「有給休暇を取得しにくい雰囲気」などがチェック項目に並んだ

 ▼セミナー講師は、受講した事業主や企業の労務担当者らに「経営層のリーダーシップ」「企業職場の風土改革」「費用対効果を含めた検討」を訴えた。いずれも過重労働対策の重点という

 ▼郡山市が本年度に行った市民アンケートでは、出産・子育てする理想の子ども数に近づくのに必要なこととして全体の約4割の人が「職場の理解や支援」を挙げた。2人、3人目の子どもを持つには上司、同僚の理解も求められるだろう

 ▼同市の人口政策などをまとめた人口ビジョン素案では、現在の市人口約33万人を2040年以降も、30万人規模に維持する目標を示した。独身者が結婚しやすいワークライフバランスの改善、子どもを「もう一人」持つための環境づくりは欠かせない

 ▼地域の経済縮小や活力低下が懸念される人口減少社会を迎える。将来を担う若い世代の働き方の見直しは、働く人と職場だけでなく、社会全体にとっても喫緊の課題だ。