【編集日記】(11月24日付)

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 セーターを出そうとタンスの中を捜していたら、かなり前に買った服をずいぶんしまい込んでいることに気付いた。「そのうち、また着るだろう」と取っておいたが、中には、もう10年ぐらい着ていない服もあった

 ▼物をなかなか減らせずに悩んでいる人が多いのだろう。書店には、片付けに関する本が並ぶ。不要な物を断ったり捨てることで、物に執着しない生き方をする「断捨離(だんしゃり)」も定着してきた

 ▼持ち物を最小限に減らして生活する人を指す「ミニマリスト」という言葉もある。今年の新語・流行語大賞の候補にも選ばれた。「物の支配」から解放されることにより、自分らしい生き方が見つかるという。ただ、生活するために何を残して、何を減らすのかは悩ましい問題だ

 ▼必ず減らさなければならないものもある。温室効果ガスだ。環境省は先日、地球大気の二酸化炭素濃度が年々増加しており、来年中に地球温暖化の危険水準を超える見込みだと発表した

 ▼30日からは、気候変動について話し合う国際会議がパリで開かれる。地球をタンスに見立てれば、これ以上の温室効果ガスを受け入れる余裕は残っていない。各国が、ガスの排出量を最小限に減らすための枠組みが必要だ。