【12月2日付編集日記】師走

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 光陰矢の如(ごと)しという。「光」は日で、「陰」は月。月日がたつのは早い。読者が参加する「県内十大ニュース」の募集も始まった。師走入りを実感する

 ▼応募の手引として1年間の出来事を選んで昨日の紙面に掲載した。明るい話題や暗いニュースとさまざまだが、特に東日本大震災以降は心温まるような話題がいくつ入るかとの思いが強まっているような気がする

 ▼原発事故によって再生可能エネルギーへの取り組みが進む中「冬の節電」も巡ってきた。12月29~31日を除く2016年3月末までの平日が対象で、政府は必要のない暖房や照明の使用を控えるなど無理のない範囲での省エネを呼び掛ける

 ▼世界を見渡せば、今、人類は地球温暖化と紛争・テロという脅威に直面する。温暖化は間接的に紛争の一因になっているとの指摘もある。温暖化に伴う災害や食料生産の減少が政情不安の原因となり、紛争の引き金を引くことになるという

 ▼矢は一度手元から放たれると二度と戻ってこない。「月日の矢」にも、速いだけでなく、戻ってこないという意味が込められている(「ことわざの知恵」岩波新書)。今年もあと1カ月を切った。残る日々が、明るい話で埋め尽くされたらいい。