【12月7日付編集日記】情報流出防げ

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 先日、福島市内のある地区の高齢者学級で話をする機会があった。県内情勢に触れた話の中で、お年寄りたちから、ひときわ関心が寄せられたテーマが振り込め詐欺

 ▼その際、不審電話が自宅にかかってきたという出席者から質問を受けた。「怪しい電話の相手は息子を名乗っていた。私らの情報は漏れているってことですか」。幸い被害に遭わなかったというが、個人情報が犯罪に悪用される危険性が、地方にもひそんでいるのではと、ぎくりとした

 ▼その懸念をますます強くしてしまうニュースだ。インターネットの「闇サイト」で、日本に本社があるクレジットカード会社の利用者情報が、不正に売買されていることが分かったというのだ

 ▼企業へのサイバー攻撃で流出したカード情報が取引されている可能性があるという。確認したのはイスラエルのセキュリティー会社。サイバー攻撃はいまやネットでつながる世界の脅威だ

 ▼情報流出やデータの破壊といったサイバー攻撃からの防御(サイバーセキュリティー)は国を挙げて取り組まなければならない課題だ。政府はきょうセキュリティー対策に関する演習を行う。情報漏えいを防ぐためのあらゆる手だてを講じ懸念を拭ってほしい。