【12月10日付編集日記】年末年始の事故防止

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 車社会の到来に向けて、県内の道路整備は始まったばかりだったのだろう。1953(昭和28)年の本紙が当時の交通状況を伝えている。道路の総延長約5000キロのうち舗装道路はわずか1.3%だった

 ▼自動車数も約1万台で、いまの約165万台とは比べものにならないほど少なかったが交通事故死者数は66人に上った。翌年には100人を超え、それ以降、犠牲者数は3けたの時代が続いた。「交通戦争」といわれた69年には最多の398人が事故で亡くなった

 ▼ようやく100人を下回ったのは2011年のこと。それから昨年まで4年連続で2けた台にとどめている。車の安全性能の向上や医療の進歩が寄与しているとみられるが、県民の交通安全意識が定着してきたこともあるだろう

 ▼ことしの交通事故による死者数は、今月8日現在で71人。県警によると、いまの時期は夕方から夜間にかけての事故が多発する。折から忘年会シーズンだが飲酒運転はもちろん厳禁だ

 ▼きょうから年末年始の交通事故防止県民総ぐるみ運動が始まる。スローガンは「早めから つけるライトで 消える事故」。少しの心掛けが、悲惨な事故を減らすことにつながることを一人一人が胸に刻みたい。