【12月21日付編集日記】新しい手帳

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 毎年、この時期になると来年1年間の行動を共にする相棒を選ぶのに頭を悩ませてしまう。毎日の予定を記す手帳のことだ。多くの手帳が並んだ書店のコーナーから、お気に入りの一冊を探し出すのは、なかなか大変だ

 ▼それにしても最近の手帳の多様化は著しい。日々の目標を書き込むスペースがあるものや、ビジネスに役立つ名言を各ページで紹介している手帳もある。鉄道やヨガなど趣味の情報を盛り込んだ手帳も発行されている

 ▼予定の管理はスマートフォンでもできるが、紙の手帳の人気は根強いらしい。日本製紙連合会の意識調査によると予定管理は手帳派が約43%で最も多く、スマホ派は約31%だった。手帳派の決め手は「慣れ・親しみ・書き込みやすさ」だった

 ▼手書きの手帳には、その時々の思いもにじむ。昔の手帳を読み返してみた。娘が生まれてから数日は、面会の日に「病院」という字を赤い丸で囲んでいた。大震災のあった2011年3月11日以降は、走り書きのような字で「避難所」「東電」といった単語が目立つ

 ▼今年1年間世話になった相棒の余白も残りわずか。後で見た時、充実した年だったと振り返ることができるよう最後までしっかり付き合いたい。

 ◆「小高の人たちにとって、この病院は自分たちの大事な病院」との意識を強く感じている高橋医師