【12月24日付編集日記】サンタクロース

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 いまから60年前、1955年のクリスマスイブ、米コロラド州の基地に子どもから電話がかかってきた。「サンタクロースはどこにいるの」。電話口の司令官は「レーダーによると、サンタは北極から南へ向かったようだ」と応じた

 ▼地元のスーパーが「サンタに電話しよう」と呼び掛けた広告に、誤って司令官室の電話番号が掲載されたことが発端だったという。子どもが電話した先は、現在の北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)で、北米上空の監視が本来の仕事だ

 ▼それ以来、NORADには新たな"任務"が加わった。クリスマスにサンタの居場所を知らせることだ。今年も、今日の夕方からサンタの追跡を開始、ホームページで紹介する。「子どもの夢を大切にしたい」という取り組みに心が温まる

 ▼サンタの訪問がうれしいのは大人も同じだ。浪江高の生徒らが先日、サンタの姿で二本松市の仮設住宅を訪れ、住民に歌をプレゼントした。「ふるさと」の合唱では、住民が感動して涙する姿が見られたと本紙の地域版が伝えている

 ▼サンタはいま、どのあたりにいるだろう。クリスマスは家族や友人ら大切な人と心通わす日でもある。県内にもたくさんの笑顔が広がるといい。