【12月28日付編集日記】古里再発見

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 この年末年始は、長期休暇を取りにくい曜日配列や、テロへの不安もあって海外旅行を控え、国内旅行を選ぶ傾向にあるそうだ

 ▼楽天トラベルがまとめた年末年始の宿泊予約状況によれば、国内旅行の予約人数は前年同期を約2割上回る。本県は4割増で全国3位の伸び率という。県などの割引旅行券効果などを含んだ結果だそうだから手放しにという訳にはいかないがうれしい数字だ

 ▼「国内旅行」、そして「宿泊」と続けば、次に頭に浮かぶのは「温泉」。本県は温泉地数が135カ所と全国5番目に多い温泉県で、国内旅行が人気となれば、旅先の有力候補になるのは本来の成り行き。原発事故の風評が解消に向かっているとすれば大歓迎だ

 ▼新潟大の田村秀教授が全国の市町村ごとに温泉地の数を調べた結果、いわき市は42カ所で全国最多だった。このほか郡山市が24カ所で3位、福島市が18カ所で7位と、県内では3市がトップ10入りした

 ▼これまでは国がまとめた都道府県ごとの数字しかなかった。詳しく調べ直したり角度を変えて見たりすれば、新たに分かることがあるといういい例だ。本県の魅力は温泉だけではない。正月休みは古里の良さを再認識するいい機会でもある。