【12月29日付編集日記】雪の恵み

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 先週末からの降雪で、今季の開業を延期していたスキー場が次々と営業を始めた。天の恵みに関係者らは胸をなで下ろしたことだろう

 ▼スキー場にはありがたい雪だが、一方で雪国では除雪という苦労も伴う。雪の塊をスコップで持ち上げては捨てるという作業は、かなりの重労働だ。屋根からの転落や、落雪などの危険性もある

 ▼住民には負担が大きい除雪だが、これを地域の資源として捉え、除雪ボランティアを呼び込もうという取り組みが始まった。西会津町の若者たちが、除雪とエクササイズを掛け合わせた「ジョセササイズ」を推進する日本ジョセササイズ協会を設立した

 ▼「除雪は労働じゃない。エクササイズだ」が協会の合言葉で、肉体的、精神的、社会的に大きな効果が期待できるという。ホームページでは、ランニングのような有酸素運動が体験でき、しかも地域住民からも喜ばれる―と、遊び心たっぷりに紹介している

 ▼雪国の住民には当たり前の除雪作業だが、都会に住む若者らにとっては非日常的な体験となる。健康にも良いとアピールされれば、興味も湧くはずだ。ジョセササイズが地域に元気をもたらす起爆剤になれば、雪の恵みがもう一つ増えることになる。