【1月4日付編集日記】箱根駅伝

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 歯を食いしばっての力走、「あとは頼んだぞ」と笑顔でのたすきリレー、たすきを手渡すことができずに流す悔し涙...。ランナーたちの懸命な姿は毎年私たちに勇気を届け、新たな一年へと背中を押してくれる

 ▼今年の箱根駅伝も、本県出身の選手たちが躍動した。連覇を果たした青山学院大は、1区から一度も首位を譲らずに、たすきをゴールまで届けた。その圧倒的な強さに感嘆したファンも多いだろう

 ▼本県出身の監督同士による「同郷対決」も注目を集めた。東洋大の酒井俊幸さん、駒大の大八木弘明さんは共に精鋭たちをまとめ、今年も優勝争いを演じた。監督として初陣を飾った相楽豊さん率いる早大は4位に入った。添田正美さんが指揮する関東学連も11番目のタイムと健闘した

 ▼箱根駅伝がテーマの三浦しをんさんの小説「風が強く吹いている」にこんな一文がある。「走るという行為は、一人でさびしく取り組むものだからこそ、本当の意味でだれかとつながり、結びつくだけの力を秘めている」

 ▼たすきへとかける選手たちの思いは、観戦している私たちも熱くしてくれる。選手たちは次に向けて、すでに気持ちを切り替えただろう。県勢による来年の活躍が楽しみだ。