【1月5日付編集日記】丙申

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 日本の男性が1時間15分なのに対してフランスが2時間22分、スウェーデンにいたっては3時間19分。勘の鋭い読者ならば何の時間かピンときたに違いない

 ▼手のかかる小さな子どもを抱えた夫婦のうち、働いている夫が家事と育児に費やしている1日当たりの時間である。総務省の国際比較によれば、欧米の主要国のうち日本に数字が最も近いフランスで約2倍。米国は約2.5倍の3時間8分だ

 ▼対照的なのは働く妻が家事・育児にかける時間だ。日本は、最長のハンガリー(5時間35分)に次ぐ5時間31分。最短の米国が4時間42分であることから分かるように、各国とも5時間前後で近接している

 ▼一方、出産を境にした妻の就業状況を聞いた厚生労働省の調査によると、夫が平日に家事・育児を「2時間未満」しか受け持たない家庭では仕事を辞めずに続けている妻は55%だった。夫が「4時間以上」協力する家庭では72%が仕事を継続できたという

 ▼ことしの干支(えと)「丙申(ひのえさる)」は、専門家によれば「改革」の年だそうだ。安倍政権が掲げる「1億総活躍社会」の実現には女性がより働きやすい環境づくりが必要だが、そのためにはさまざまな変革とともに、夫の意識改革も鍵となる。