【1月8日付編集日記】モンキー

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 サバンナモンキーというサルがアフリカにいる。そのサルたちを狙う捕食者に対しては異なる警戒の声を出すそうだ(「動物行動の観察入門」白揚社)

 ▼サルたちはけんかをした相手を覚えているが、けんかした当事者とのつながりから両者の仲間も互いに敵対するようになった。個体識別だけでなく交際仲間も知っている。つまり、社会的なつながりが高いという

 ▼チンパンジーにはアリ塚に小枝を差し込み、アリが小枝をはい上がってくると引き抜いて食べる種類がいる。その小枝も葉をはぎ取ってアリ塚に入るように工夫もする。人類が道具を使用したり、作ったりする唯一の類人猿ではないそうだ

 ▼多種多様な"集団"がいがみあい、時には戦争を引き起こす人類。道具をさまざまな用途に応じて発展させてもきたが、それらの道具が人々に幸せだけをもたらしたわけではない。核兵器をはじめとする殺りく兵器もその一つ。人類自身を脅かすようになって久しい

 ▼加えて過激派組織「イスラム国」(IS)などのように残忍な犯行を繰り返す新たなテロにも直面している。「サルは人間に毛が三筋足らぬ」とも言うが、足らぬ方が良かったと後悔するような未来にしてはならない。