【1月9日付編集日記】長い時間軸で2

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 小惑星探査機「はやぶさ2」が順調に飛行を続けている。2018年に小惑星「りゅうぐう」に到着、約1年半探査活動を行った後20年に戻ってくる。打ち上げから6年かかる長旅だ

 ▼機体の重量は、一般的な軽自動車よりも軽い約600キロ。その小さな探査機には会津大はじめ本県発のさまざまな技術が生きている。こうした航空・宇宙関連分野を支える産業の集積に向け、県が本腰を入れる

 ▼県が支援するのは、中小企業にとってハードルの高い世界標準の品質管理規格JISQ9100の認証取得。支援を受けた企業が技術を磨き、航空・宇宙関連産業に参入することを促す

 ▼こつこつと積み重ねていきながら、県が目指す中核産業への道を少しずつでも広げていきたい。本県の航空機用エンジン部品などの出荷額は全国トップクラスだ。高い潜在能力をベースに、確実に成果につなげてほしい

 ▼震災と原発事故から5年がすぎようとしているいまも、復興は途上にある。被災者の生活再建、原発の廃炉作業、除染などは一層の「加速化」が求められるが、根気強く向かい合ってこその復興だ。はやぶさ2が帰還するのは4年後。長い時間軸の中に復興の歩みを着実に刻んでいきたい。