【1月13日付編集日記】ロボット

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 ギリシャ神話に登場するダイダロス。ダイダロスとは「さまざまに技を凝らした」の意(「ギリシア神話」呉茂一・新潮社)

 ▼「アテーナイの工芸技術のシンボル」的存在でもあるというダイダロス。幽閉された迷宮内から脱出するため、羽根と骨組みを膠にかわで固定した人造の翼を作り、わが子のイーカロスと共に羽ばたいて迷宮を飛び出た

 ▼だが、イーカロスは父親の忠告を聞かずに空高く舞い上がったため、太陽の熱で膠が溶け、海に落ちた。ダイダロスには青銅の怪物「タロス」を作ったという伝説もある。「世界大百科事典」(平凡社)は動力源は牡牛の血液とするこの怪物を最古のロボットと記す

 ▼今ではさまざまなロボットが現れているが、SF作家アシモフが提示した「ロボット3原則」がある。(1)人間に危害を加えてはならない、人間が危害に遭うのを見逃してもいけない(2)人間から与えられた命令に(1)に反しない限り、従わなければならない、などとする

 ▼災害時だけでなく普段の生活でも利用できる歩行支援ロボットを県内に工場を持つ企業が大学と協力して開発した。車輪と椅子を装備、高齢者らの歩行の負担を軽くできる。ロボットが人に優しいものばかりならいい。