【1月18日付編集日記】現代学生百人一首

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 「震災時分けが分からず泣いていた今は違うぞ役に立つ時」。頼もしい決意がにじむ短歌だ。平工高1年の矢吹由伸さんが詠んだ

 ▼東洋大が募集した現代学生百人一首で入選した作品の一つだ。29回目となったことしは、全国から約5万7000首の応募があった。多感な若者たちの心模様が詠み込まれた短歌は、心を打たれる作品ばかりだ

 ▼阪神・淡路大震災はきのう、発生から丸21年を迎えた。「『またきてね』言ってもらったあのコトバ神戸と東北絶えない絆」は神戸市の高2女子の作品。両被災地の若者たちが、復興へと手を携える姿が思い浮かぶ

 ▼戦後70年や選挙権年齢の引き下げをテーマにした作品も目立ったが、やはり最大の関心事は進路や学業のようだ。「難題に止まる右手を見てるときぼんやり思う未来の私」(東京都・高3女子)。磐城桜が丘高3年の星野裕司さんは「なあセミよ古文の課題手伝えよキミも法師の端くれならば」と、ユーモアを交えて詠んだ

 ▼きのう、大学入試センター試験が終了した。手応えはさまざまだろう。「バッグからいつも出てくる単語帳付箋が消えて自信がついた」(茨城県・高3男子)。努力は実る。自信を持って、目標へと前進しよう。