【1月20日付編集日記】ぬれ雪

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 中通りを中心に大雪となった一昨日。足元は深い雪でおぼつかない。さした傘にも湿った雪が降り積もってすぐに重くなった

 ▼雪にもさまざまな種類がある。方言に関しても多彩だ。「日本方言辞典」(小学館)によると、雨まじりの雪は「あまみそ」(島根県)とか「あまゆき」(岩手県)などとある。県内では「ぬれゆき」「みぞれゆき」などが一般的だろうか

 ▼大雪が降った翌朝は踏み固められた雪道が固く凍り付いていた。今度は道の凹凸に注意しながらの歩行に迫られる。「いてたゆき」(兵庫県)「かがみゆき」(新潟県)。これらは氷結した雪の方言。本県の耶麻郡には「しみゆき」という言葉があると記されている

 ▼雪への備えを固めたつもりでもそんな人間の虚をつくかのように災害が繰り返されている。いつの時代もそうだったはず。雪の降り方にも関心を持たざるを得なかった人たちは天気の変化を敏感にとらえた。多彩な方言もそれを物語るよう

 ▼雪不足で困っている人たちもいる。雪祭りを控えた地域やスキー場などには恵みの雪となったが寒さはこれからが本番。雪の多い山間部では雪崩への警戒も必要だ。人間の勝手と思いつつほどほどの雪を、と願いたい。