【2月2日付編集日記】肥満にブレーキ

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 肥満や過体重の5歳未満児が世界的に増加傾向にあり、2014年に4100万人に達した―との報告書を世界保健機関(WHO)がまとめた

 ▼1990年は3100万人で、この25年間で1000万人も増えたことになる。18歳未満の子ども全体でも増加傾向がみられるというから、WHOが各国に対策の強化を求めたのはもっともだ

 ▼子どもの肥満は、学業に悪い影響を与えるとされるほか、大人になっても肥満のままの可能性が高く、糖尿病など慢性疾患にかかるリスクも大きい。世界には、飢餓で5歳まで生きられない子が数多くいるなか、栄養過多で命を縮める子もいることを憂う

 ▼文部科学省の2015年度学校保健統計調査(速報値)で、県内の幼稚園児から高校生(5~17歳)で肥満傾向児の割合が全国ワースト1となった年代は震災後、初めてゼロになった。肥満傾向にブレーキがかかり始めたことを喜びたい

 ▼しかし、11歳女子を除くすべての年代で、なお全国平均を上回っているのが現実だ。県教委は20年度までに肥満傾向児の割合を全国平均値とする目標を掲げている。全国の状況をみれば肥満傾向児の割合は既に減少傾向にある。取り組みの手は少しも緩められない。