【3月7日付編集日記】いち早く改善を

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 人は、それまでの人生で誰かに深く愛されたことや、愛したことを繰り返し思い出すことで免疫機能を上昇させることができるという。児童精神科医の星野仁彦さん(福島学院大教授)が著書で紹介している

 ▼逆に、周りからの愛情が少ないと心身に不調を来しやすくなるという研究もある。特に子どもは、最も身近な存在である親に愛してもらえなかったり、虐げられたりすると、大人になってからも深刻な心の病などを発症する危険性が高いという

 ▼児童虐待のニュースが毎日のように伝えられている。幼子たちのことを思うと心が痛むばかりだ。県内でも、昨年の児童虐待の児童相談所への通告件数は128件あり、過去10年で最多となった

 ▼子どもを救うには被害の早期把握が欠かせないが、先日心配な記事が載った。児童虐待の通報や相談を24時間受け付ける全国共通ダイヤル「189」で、音声案内が長すぎて児童相談所につながる前に切ってしまう人が多いという

 ▼救いの手から漏れてしまった子どもはいないだろうか、気掛かりだ。厚生労働省は、音声案内を短くして使い勝手を良くするという。189は「いち早く」の語呂合わせ。ダイヤルの改善にも猶予は許されない。