【3月10日付編集日記】災害食の備蓄

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 海鮮おこわ、ぜんざい、ミネストローネスープ、手羽先玄米リゾット...。ファミリーレストランのメニューのようだが、東京で昨年開かれた「災害食グランプリ」で上位に輝いた災害食(非常食)の数々だ

 ▼震災と原発事故が発生した直後、県内のコンビニやスーパーの棚から食品が消えた。東京では多くの人が家に戻れなかった問題を受けて、事業者に3日分の水や食料の備蓄を求める都帰宅困難者対策条例も作られた

 ▼二度とあの思いはすまいと、いまは多くの家庭や会社で災害食を常備しているのではないか。災害食で注意すべきは3年とか5年で来る賞味期限切れへの対応だ。災害食が入れ替え時期を迎えていないかどうか一度点検しておきたい

 ▼では期限が来たり、切れそうな災害食をどうするか。代表選手の乾パンには申し訳ないが、食べるのが大変なものも結構ある。会社で配られても結局家庭からごみとして出されれば、食べ残しと同じであり、食品ロスとなる

 ▼賞味期限が来る前に、避難訓練に合わせて災害食を食べるのもいい経験になるだろう。入れ替えを機に選び方を工夫することも重要だ。おいしいものを購入すればロスにはなりにくい。先を見据えて備蓄したい。