【3月15日付編集日記】観光予報

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 ビッグデータという言葉から何を連想するだろう。身近なところでは電車やバスのIC乗車券から得られる膨大な情報が代表例だが、蓄積された情報はまさに「宝の山」だ

 ▼そのビッグデータを活用して、経済産業省が全国の市町村や観光地の混雑度、宿泊者数の推移などを予測、一覧できる「観光予報」をインターネットのサイトで公開している。裾野が広い観光に狙いをつけて、サービス産業の活性化を後押ししようというものだ

 ▼全国各地の観光関係施設の協力を得て、過去3年間にわたる合計6千万泊以上の宿泊データや、この先の予約情報を集めて独自に分析。市町村ごとに「前年より混雑」、「前年より空いている」などと混雑度を5段階で示す

 ▼自治体や企業が、これらの情報を活用すれば、旅行者が多い時期を見計らって催し物を開くことが可能になるなど、旅行者の需要を効率的に取り込めそうだ。運営は今後、民間に委ねるが、現在は無料で利用できる

 ▼まだ試行のためか福島市の「食べる」にまつわる情報が「いかにんじん」しかないなど発展途上だが、データは逐次更新するという。「宝の山」を生かした観光予報。使い方次第で風評を吹き飛ばす強い味方になる。