【3月22日付編集日記】慌ただしい年度末

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 3月も残り10日を切った。年度末は、歳末と同じように、何かと慌ただしい。この休日、電化製品や家庭用品を扱う店のレジに買い物客の列ができ、住宅街に引っ越しのトラックが目についた

 ▼学校の卒業や職場の異動・転勤シーズンまっただ中。周囲も気ぜわしさが増すようだが、社会への一歩を踏み出そうとしている若者たちが、不安を抱えた船出にならないよう気を配りたいものだ

 ▼県によると、今春の新規高卒者の就職内定率(2月末現在)は98・9%で、同時期の比較では過去10年間で最も高い水準という。県内企業が若者の採用に積極的になっているというから心強い

 ▼ただここへ来て気になるのが国内景気の動向だ。主要企業の春闘では賃上げのペースが鈍化し、大企業で業績悪化への懸念を強めているとの景気予測調査の結果も出ている。世界が景気後退に入るとの危機感も募り、ノーベル経済学賞を受賞した米国の教授が安倍晋三首相に対し、来年4月の消費税率10%引き上げを見送るよう主張したのは、先週のこと

 ▼「アベノミクス」は大丈夫なのか。日本の経済や社会保障を支え、震災と原発事故の復興の担い手ともなる若者を育むことに、ぶれがあってはならない。