【3月25日付編集日記】人生ゲーム

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 いわき市出身で、玩具メーカーのタカラ(現在のタカラトミー)創業者の佐藤安太さんは、子どもたちに将来の大きな夢と目標を持ってほしいという願いを込めて、ボードゲーム「人生ゲーム」を発売したという。かつて佐藤さんが本紙「人生春夏秋冬・私の道」で明かしていた

▼人生ゲームは、日本の国民総生産が世界2位となり、好景気に沸いていた1968年に発売された。以来、高度成長や環境問題、バブル景気、IT革命など世相を反映しながら刷新を図ってきた

▼8年ぶりの全面改定版が間もなく発売される。人生のエピソードが書かれたマス目には「人工知能で資産運用」「外国人の旅行客を道案内」「増税前にまとめ買い」といった今どきのキーワードが登場するという

▼転職や起業、田舎暮らしなど多様な人生を歩めるように工夫し、「ロボットクリエイター」や「ブランド農家」などの職業も加わるそうだ。地方創生の一翼を担ってくれそうな頼もしい面々ではある

▼就職や転職など人生の岐路に立つ人が多い年度末。自分の人生はゲームのようにルーレット任せとはいかない。かなえたい夢や目標をしっかりと胸に秘めながら、進むべき道を見失わないようにしたい。