【3月29日付編集日記】首都圏と福島

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 「福島に 行って見て 味わって」。まるで本県の観光パンフレットの宣伝コピーのようだが、埼玉県の広報紙「彩の国だより」に載った本県を応援するコーナーの見出しだ

 ▼大きさや内容は異なるが、東京、埼玉、千葉、神奈川4都県と、さいたま、千葉、横浜、川崎、相模原5市の広報紙の今月号に、本県の復興を応援するコーナーが一斉に掲載された

 ▼これらの自治体は、首都圏の知事と政令指定都市の市長でつくる「9都県市首脳会議」の構成メンバー。震災後、本県を修学旅行先として検討するよう学校関係者に働き掛けたり、県産品を積極的に活用するなど、復興を支援する活動に取り組んでいる

 ▼今回の企画もその一つで、春の会議も県内で開く予定だ。東京、埼玉、千葉、神奈川4都県の人口は合計約3600万人。これらの人々がいずれかの広報紙に目を通したとすれば、国民の3人に1人近くが、「福島」を意識したことになる

 ▼本県と首都圏は、さまざまな面で切っても切れない関係にある。原発事故の風評解消に向けても大消費地である首都圏の動向が鍵を握る。広報紙の効果は計れないが、春の福島路に「来て 見て 味わって」もらう好機をうまく生かしたい。