【4月4日付編集日記】見える化

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 「えるぼし」マークというのをご存じか。女性の活躍に関して優良な会社が、厚生労働大臣から認定を受けたことを示すマークだ

 ▼企業や自治体に女性の登用目標など行動計画の策定・公表を義務付けた女性活躍推進法が今月から全面施行された。一緒に始まったのが「えるぼし」認定制度である。政府が掲げる「女性活躍の見える化」の一環というわけだ

 ▼推進法は10年間の時限法。人口減少で働き手不足が懸念される中、女性の採用や管理職を増やし、働きやすい環境をつくるのが狙い。義務付けられた企業は従業員301人以上で、全国で約1万5000社、うち県内は150社弱。300人以下は努力義務だ

 ▼男女雇用機会均等法施行から30年の節目でもある。この間、育児・介護休業法など仕事と家庭の両立支援策が整えられてはきたが、長時間労働など習慣は変わらず、女性が働き続けるための取り組みは遅れている

 ▼「保育園落ちた日本死ね」の匿名ブログがきっかけで待機児童対策が追加されたのはつい先日。過激な表現で国に不満を訴えなければならないほど厳しい現状をこそ、政府自らが見える化し、先手先手で対策を打たなければ、推進法の有効期間など瞬く間に過ぎる。