【4月12日付編集日記】女性騎手

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 桜が咲き誇る福島競馬場に大歓声が響き渡った。藤田菜七子騎手が、日本中央競馬会(JRA)のレースで初勝利を挙げた瞬間だ。3月のデビュー戦から注目を浴びてきただけに藤田騎手は肩の荷が下りたことだろう。インタビューに答える笑顔も満開だった

 ▼藤田騎手が注目されるのは、JRAで16年ぶりに誕生した女性騎手だからだ。騎手は男女関係なく同じ条件で競う。競馬学校での訓練も男女一緒で、体力と技術をつける厳しいトレーニングをこなさなければならない

 ▼そのため騎手は、体力や筋力に勝る男性が圧倒的に多い。JRAの女性騎手は藤田騎手を含め過去7人だけだ。ただ女性は体重の軽さと柔らかい手綱さばきが利点という。藤田騎手を見れば、女性も十分に活躍できることが分かる

 ▼この春、藤田騎手以来3年ぶりに女性が競馬学校に入学した。須賀川市出身の芳賀天南(かな)さんだ。初めての騎乗はわずか1年前というが、バスケットボールや空手、陸上などで鍛えた運動神経の良さで14.5倍の難関を突破した

 ▼藤田騎手が目標という芳賀さん。3年後のデビューに向けて、夢は走りだしたばかりだ。地元の競馬場で大きな花を咲かせてくれる日を楽しみに待ちたい。