【4月20日付編集日記】ミデッテ2周年

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 江戸時代の俳人宝井其角の代表作の一つ「鐘ひとつ売れぬ日はなし江戸の春」がある。多くの店が繁盛し、にぎわう日本橋界(かい)隈(わい)を詠んだ句として知られている

 ▼日本橋出身の其角は日本橋にゆかりがある松尾芭蕉に見いだされ、後に「蕉門十哲」といわれる高弟にまでなった。江戸の趣きがある小気味よい俳句が江戸っ子に人気だったらしい

 ▼芭蕉、其角の時代からのにぎわいが続く日本橋の街に県のアンテナショップ「日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)」が店を構えてから2年が過ぎた。全国各地のアンテナショップが並ぶ激戦区で売り上げを伸ばす健闘ぶりだ

 ▼店内には日本酒、菓子、工芸品、新鮮な青果類など本県産の多彩な商品が並んでいる。スタッフの明るい接客も好調な要因の一つだろう。平日の昼時に訪ねた店内では、近くの会社のOLらしき女性グループが飲食スペースでおしゃべりしながらランチを楽しんでいた。店はすっかり地元になじんだようだ

 ▼店頭では大勢の人々が行き交う通りに向かって、大きな声で県産品の売り込みに努めるスタッフの姿があった。こんな地道な積み重ねがあってこそ県産品のイメージ回復が進んでいくのだと独り得心した。