【5月13日付編集日記】イクボス

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 10日ぶりに会った男性記者に「あれ?久しぶりだね」と声を掛けた。一瞬の間を置いて思い出す。育児休暇を取得していたのだった。これでは「イクボス」を語る資格なしと猛省した

 ▼「イクボス」を内堀雅雄知事が宣言して約8カ月たつ。そもそも言葉の意味を聞かれ即答できる人がどれほどいるだろう。世に上司と言われる人たちが問われている

 ▼育児に積極的に関わる男性「イクメン」になりたいと若者が思っても、企業戦士として育った上司がまるで無理解では普及もありえない。男女を問わず、育児しやすい働き方に改めないと危機的な少子化は打開できない

 ▼上司こそ目覚めよという問題意識から国内で語られ始めた造語が「イクボス」。部下の育休取得にハンコを押すだけでは足りない。社内制度を熟知し部下の育児に助言し、社内の環境改善を積極的に進める姿が理想とされる

 ▼次世代育成支援対策推進法の昨春の改正施行から1年、女性活躍推進法も今年4月に施行。福島民友新聞社は今月30日、「女性が輝く社会づくり」シンポジウムを福島市で開催、厚生労働事務次官を務めた村木厚子さんが講演する。家事も子育ても妻に苦労を掛けた自らの反省を胸に耳を傾ける。