【5月14日付編集日記】「球児」の季節

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 「球」を辞書で引くと、野球に関連する語句が多い。「四球」や「選球」「直球」などの専門用語はもちろん、「球歴」「球界」なども。ほかの球技に使用しても良さそうな「球場」や「球史」も野球を表す言葉とされている

 ▼野球が日本に伝えられたのは1872(明治5)年。それ以降、日本人に野球がどれほど愛されてきたのかが、辞書からも読み取れる。ただ、近年は少子化に加え、スポーツ競技の人気が多様化し、子どもの野球の競技人口は減少が著しい

 ▼日本中学校体育連盟の昨年度の加盟校調査によると、男子中学生では、10年前の調査結果と比べてサッカーとバスケットボールで競技人口が増加している一方、軟式野球は減少している。県内の男子中学生をみた場合、減少割合は4割強にも上る

 ▼野球は廃れたのかといえば、そうともいえない。日本体育協会によると、競技団体別の選手数で野球は100万人を超えサッカーを上回る。県内でも野球のプロチームが誕生しスポーツ熱の盛り上がりに一役買っている

 ▼春の高校野球県大会が開幕した。好プレーが根強いファンをうならせることだろう。冬の間に厳しい練習を積んできた「球児」たちが、躍動する季節の到来だ。