【5月15日付編集日記】水産資源の保護

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 ブリは青色、マアジやウニは黄色―。いわき市のアクアマリンふくしまが作ったリーフレットにさまざまな魚介類のイラストが並ぶ。魚の絵の脇には信号表示がある。数が安定している魚を青、減っているのは黄色で表した

 ▼同施設は、豊かな海の恵みを未来へと引き継いでいくため、なるべく資源量が多い魚介類を食べようという運動を始めた。市内外のレストランや、すし店などに運動への参加を呼び掛ける

 ▼高級なすしネタとして人気が高い太平洋クロマグロや、秋の代表的な味覚サンマなどは、乱獲のために資源の状態が悪化している。日本財団などは乱獲と気候変動の影響で、2050年までに水産資源が最大6割減少すると予測している

 ▼食卓から水産物を消さないためには資源の保護が急務だ。アクアマリンの運動は先月始まったばかりだが、既に約20店舗が賛同した。ホタテやヒラメなど「青信号」のネタを中心としたメニューの提供を始めたすし店もある

 ▼カツオも量が安定した青信号の魚だ。県漁連によると、県内漁港への水揚げもそろそろだという。青信号の魚を維持しながら、赤や黄信号の魚を増やしていく。旬の味覚を味わいながら資源の大切さもかみしめたい。