【5月17日付編集日記】認知症と高血圧

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 認知症にならないようにする方法はないか。治す方法から急いでほしい。友人らと話していると、認知症に関わる話題になることが多くなった

 ▼日本の認知症高齢者の数は2025年には約700万人に増え、65歳以上高齢者の約5人に1人に達すると見込まれる。中高年ともなれば、親の介護だけでなく、自らの発症への不安も漠然とあり、関心が高まるのは当然だろう

 ▼そんな中、興味深い研究結果が舞い込んだ。英ケンブリッジ大のチームが1990年前後に65歳以上の約7600人を対象に認知症の発症率を調査。20年後に再び調べたところ、1年間に認知症になる人の割合が2割減っていた

 ▼減少した原因は不明だが、喫煙の減少や、血管の状態の改善などが影響した可能性があるという。社会全体で健康増進を図れば、認知症の増加が抑えられる可能性が示された。詳しい解明を待ちたい

 ▼認知症とともに健康関連で話題に上るのは「血圧」だろう。高血圧で治療を受けている国民は1000万人を超えた。認知症の危険因子の一つとも指摘される。今日は「世界高血圧デー」。認知症予防につなげるためにも、普段からの生活管理と血圧など生活習慣病対策を点検する日にしたい。