【5月26日付編集日記】プロ初勝利

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 いま、日本スポーツ界を「94年組」が席巻している。1994年に生まれたアスリートたちのことで、フィギュアスケートの羽生結弦選手や、水泳の萩野公介選手、プロ野球では日本ハムの大谷翔平、阪神の藤浪晋太郎の両選手ら多士済々だ

 ▼さまざまな種目で逸材が育っているのはなぜなのだろうか。彼らが物心ついたころにはイチロー選手の米メジャー移籍や、サッカー日韓ワールドカップなどがあった。多くの日本人選手が世界で活躍する姿を見てきたことが意識の向上につながっているのかもしれない

 ▼西武の佐藤勇投手(西郷村出身)も94年生まれだ。プロ4年目で初勝利を挙げた先日の試合は勝負度胸が光っていた。2回の無死満塁や、5回1死一、三塁などピンチを迎えたが、強気の直球で切り抜けたのは圧巻だった

 ▼佐藤投手は、入団から3年間は1軍での登板はなかった。悔しさをばねに制球難を克服し、直球にも磨きをかけてきた。初白星は、その努力が実を結んだ結果だ

 ▼アスリートの活躍は、スポーツの人気を支える原動力と同時に、子どもたちのあこがれや夢を広げることにもなる。流した汗は裏切らない、ということも教えてくれる。次の世代に受け継ぎたい。