【5月30日付編集日記】食べ残し

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 宴会やパーティーで、会話が弾むうちに「お開き」になってしまい、ほとんど何も食べなかったという経験を持つ人が少なくないのではないか

 ▼乾杯後30分間と終宴前10分間は料理を楽しもうという「残さず食べよう!30・10運動」が長野県松本市で行われていると聞いた。宴会の幹事に「間もなくお開きなので席に戻り、料理をお楽しみください」などと案内してもらうシンプルな運動だが「食べ残しが半減した」などと店側からも好評だという

 ▼国内では年間642万トン(2012年度推計)の食品が無駄になっている。4月から始まった第3次食育推進基本計画の最大の特色は、食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」の削減に焦点を当て、数値目標を掲げた点だ

 ▼削減のために何らかの行動をしている人の割合を、14年度の67.4%から、20年度までに80%以上に引き上げる。目標を達成するためには松本市のような運動も一助となるだろう

 ▼6月11、12日には郡山市で「食育推進全国大会」が開かれる。食育といえば、正しい食生活の習慣や知識を身に付けるという方向にまず行きがちだが、食べ物を大切にするということも食育の基本であることを忘れないようにしたい。