【6月3日付編集日記】測量の日

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 きょうは「測量の日」。1949年の測量法公布日にちなみ、旧建設省(国土交通省)が89年に測量法制定40周年を記念して制定した

 ▼国土の利用や社会資本の整備の基礎になる測量への関心を高めてもらおうという日だ。福島市に勤務したことがある同省国土地理院長の越智繁雄さんから「私たちのすべての活動は『はかる』ことから始まる」と、その大切さを聞いたことがある

 ▼なるほど確かに、測量といえば長さを「測る」というイメージがわくが、「量る」になると、重さや容積を調べるときに使われる。時間の場合に用いられるのは「計る」だ。同じ「はかる」の測、量、計を組み合わせると、「測量」「計量」「計測」の熟語が成立する

 ▼こうみると、人は空間や質量、時間のそれぞれの次元で「はかる」という行為を営々と続けていることが分かる。その起源は紀元前4000年に及ぶという

 ▼人の思考や心にも「はかる」という営みがある。安倍晋三首相は来年4月に予定した消費増税の再延期を「図った」。今月22日に公示が迫る参院選はその判断の是非を国民に「諮る」機会になる。与野党の舌戦は熱を帯びるだろう。双方とも後で国民から「謀ったな」とならないように。