【6月5日付編集日記】環境の日

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 4000人の登山客に交じり磐梯山の頂を目指した。首都圏の知人からその魅力を民謡「会津磐梯山」を引き合いに「何が宝?」と聞かれた。諸説あるようだが、「おいしい米と日本酒を生み出す水」と返した

 ▼きょうは「環境の日」。中学生が描いた啓発のポスターには「考える みらいのため 地球のため」の標語が入り、世界各地の子どもたちと動物たちが一緒に授業を受ける姿が表現されている。青々とした海と緑豊かな森が印象的だ

 ▼命を育む自然だが、バランスが崩れだすと生態系への影響は大きい。昨年の倍以上の目撃情報が寄せられているクマの出没もそうだろう。里山の手入れが行き届かなくなり人里との境目があいまいになってきたことが要因の一つという指摘もうなずける

 ▼皇室に献上することで知られる会津身不知(みしらず)柿の凍害も深刻だ。暖冬で平年より早まった発芽と急な冷え込みが重なり、過去最大の1億円を超す被害を受けた。温暖化と無縁ではない気がしてならない

 ▼昨年の二酸化炭素濃度の年平均値は国内の3観測地点全てで過去最高を記録した。気象庁は「危険領域に突入した」と警鐘を鳴らす。豊かな恵みをもたらす自然とどう向き合っていくかを考えたい。