【6月10日付編集日記】カブ主総会

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 株主総会の季節だが、片仮名で書くカブ主総会も、なかなかの盛り上がりだ。「カブ」(スーパーカブ)はホンダのビジネスバイク。その愛好者が愛車と集う会合がカブ主総会。カブミーティングとも言う

 ▼近年、全国で開かれ県内では今年すでに須賀川市と三春町で開かれた。会合に参加する二輪車といえば、いかつい大型車の印象が強いが、カブは排気量50ccが主流。実用的で地味だ。どこが魅力かと愛好者に尋ねると「威圧感がなく、めごい(かわいい)から」と言われた

 ▼カブには武勇伝もある。ホンダが世界進出した1960(昭和35)年前後、米国では主力商品の中型二輪車が予想外の不振。その窮地を救ったのがあまり期待されていなかったカブのヒットだった

 ▼ヒットの要因はその小ささ。業務用ではなく手軽なレジャー用として売ることで大型車が主流の米国で市場を開拓した(佐藤智恵「ハーバードでいちばん人気の国・日本」)

 ▼現在、県内では農産物などの海外輸出の取り組みが続く。年内には県による日本酒のPRイベントも米国で開かれる。私たちが気付いていない県産品の「めごさ」、小粒でも輝く魅力を、海外の人々は見つけてくれるだろうか。楽しみだ。