【6月19日付編集日記】お礼の手紙

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 お礼の手紙を書かなくてはと思いながらも、書きそびれてしまった経験は、誰にでもあるはず。丁寧な礼状をいただくたびに「見習わなくては」と思うのだが

 ▼修学旅行で訪れた会津若松市の市民の親切に感謝する礼状が本社若松支社に届いたという記事が16日の本紙に載った。差出人は新潟県弥彦村・弥彦小の6年生。班別行動で、一つの班が道に迷ってしまい、途方に暮れていた時の出来事だ

 ▼通り掛かった女性が目的地までの行き方を教えて、近くのバス停まで一緒に行ってくれたという。班の児童に持たせていた携帯電話で、校長が女性に礼を言ったが、感心するのは帰郷後の子どもたちの行動だ

 ▼「どうしてもお礼の手紙を書きたい」と願い出たという。その気持ちが何よりうれしい。名前も知らない女性に対して、本紙を通して感謝の気持ちが伝わればと思いついたそうだ。礼状には「会津若松市民はやさしいと思いました」「会津の旅行を楽しむことができました」などとつづられている

 ▼子どもたちはきっとまた、会津を訪れてくれるはずだ。通りすがりの女性と、子どもたちが教えてくれた親切と感謝の思いを胸に刻みながら、心温まる人の輪が広がってくれればと願う。