【6月28日付編集日記】農業女子

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 兼業農家だったわが家の祖母は、会社勤めをしている家族の代わりに、ほとんど一人で畑仕事をこなしていた。曲がった腰でリヤカーを押して帰ってくると「こわい(疲れた)」とつぶやいていたのを思い出す

 ▼早朝から夕方まで、暑い日も寒い日も、汗や土にまみれながら家族のためにコメや野菜を作ってくれた祖母。小柄な彼女にとって、鍬(くわ)や鋤(すき)など道具を使うのはどれほど大変だったことか

 ▼最近は「重労働でつらい」というイメージに当てはまらない、おしゃれな女性農業者が増えているそうだ。それを象徴する言葉が「農業女子」。その農業女子の活躍をさらに広げていこうと、国もプロジェクトを展開して後押ししている

 ▼プロジェクトでは全国の女性農業者と企業が連携して新商品を開発したり、インターネットを活用しての交流や情報発信などを行っている。これまでにピンクの軽トラックや日よけ付きトラクター、おしゃれな農作業着などの商品が誕生した

 ▼本県でも来月、農業女子のネットワークが設立される予定だ。意見交換会を開いたり、農作物のブランド化などを目指していくという。女性ならではの視点を生かした農業の新たな魅力が生まれる場になるといい。