【7月5日付編集日記】「U15世界大会」

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 鮮烈なデビューというより、復活劇と言ったほうがふさわしいかもしれない。プロ野球オリックスの園部聡選手が3日のロッテ戦に初出場し、決勝打を含む2安打を放つ活躍を見せて勝利の立役者となった

 ▼いわき市出身の園部選手は2013年、聖光学院高からドラフト4位で入団。「将来の4番」と期待されたが、順風満帆ではなかった。入団1年目に右ひじを手術し育成選手になった。リハビリが思うように進まず、不安に襲われることもあったという

 ▼その時励みになったのは、高校時代に台湾で開かれたU―18(18歳以下)ワールドカップで共にプレーした仲間らがプロで頑張る姿だった。日の丸を背負って準優勝を果たしたプライドが、育成から1軍へとはい上がる原動力になったのだろう

 ▼世界12カ国・地域の選手らが集うU―15(15歳以下)ワールドカップのいわき市開催が29日に迫った。日本代表メンバーには同市の黒須大誠選手も選ばれ、ムードは日増しに高まっている

 ▼若き「侍ジャパン」が目指すのは、もちろん初優勝だ。各国の選手らが互いに切磋琢磨(せっさたくま)し友情を深め合う大会にすることも大切だろう。大舞台を通して成長していく選手らの姿を見るのが楽しみだ。