【7月8日付編集日記】旬の1票

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 小ぶりのコロッケかカツかと思って口にしたら、サクサクの食感であっさりとした味わい。店の方に尋ねてみたら、「青トマトの厚切り揚げ」と聞かされまた、舌を巻いた。会津若松市で予想もしないトマトとの「再会」を果たした

 ▼どちらかと言えばトマトは苦手な部類だった。子どもの頃、おやつ代わりに塩を振りかけて食べた記憶はあるが、その後、品種改良が進んで格段においしくなっているからと言われてもなかなか手が伸びなかった

 ▼先月の小欄でも触れたが一年を通して会津の豊かな食の魅力を発信する「あいづ食の陣」が3年目を迎えた。テーマの食材は最もおいしい旬の時期ごとに変わり、今月から9月までの3カ月間はトマトが主役の座に座る

 ▼地元の飲食店や宿泊施設などで、さまざまなトマト料理が提供されている。料理人たちがアイデアを凝らし腕によりをかけた一品は、どれも今しか味わえないものばかり。苦手だったトマトも克服できそうだ

 ▼ところで、「旬」には物事を行うのに最も適した時機―という意味もある。参院選もいよいよ大詰め。国政で真っ先に取り組むべきことは何かについて、政党、候補者は大いに論じ合い有権者の審判を仰いでほしい。